熟したりんごくんの世界像

私の見える世界

読むに耐えられない本

 

 私は近くの図書館で本をかりてきた。

 

かりた本はギリシャ神話、恋愛もの?コーヒーの美味しい淹れ方系、ホラー系。

小さな図書館なのだが、なかなか悪くない。

初めて行ったので新しい図書カードを作成する。

懐かしい感じがした。こんなこともあった。

昔、私が小学生低学年の頃に読んでいたホラー系の本も置いてあってかなり懐かしかった。内容は忘れてしまっているけれど、読んだ記憶のある本が自分が思っていたよりも割と多くあって、小さい頃、もしかすると本をけっこう読んでいたのかもしれないと感じた。ただ、内容は物凄く私の何かに突き刺さるものでないと覚えていられないのが悲しい。

 

今日は(今日といっても更新日はずれるが)ギリシャ神話の児童書むけの本をかりてきたその日に読み終えた。

 

児童書なのでなまなましい部分は省かれているのが伝わってきた。

登場人物がみな若々しく(歳をくっていようがいなかろうが)みずみずしい筋肉質な情景が浮かんできた。勇敢な人が登場してくることがかなり多かったように思う。

 

そして本題に移る。

そう、私はなんと狙ったわけではないのであるが、

恋愛系のものの本をかりてきていたのである。

が、190ページを読み終えたあたりで私は本を閉じた。

もう読むことはないであろう。

私は今までこういうジャンルを読んでこなかったから耐性がないのも一理あるのだが、何より耐えられないのは、

恋愛ものというのは、

「女が男に甘える」図というのがこびりついているものが多い。

私はこういった構図が反吐がでるほど嫌いだ。

この本の主人公は男なのだが、女にベタぼれしている。

女は酒に酔って男に介抱させたあげく、オスとオスのバトルが火の粉を飛ばしている。

・・・・・・私は呆れてものも言えぬ。

こんなふしだらなだらしのない女を世の男たちは好きなのか?

こんな、自分の管理も碌にできぬくそ女が可愛いのか?

私だったら、呆れて、いくら今まで惚れていようと、捨てて帰る。

女は呆れたことに、男の気持ちに気が付かない、いや、気が付いていないようで気が付いている。ような態度で男の心を焦らす。しかし、こんなめんどくさい女が、主人公の男にとっては、愛らしく、自然体に映っている。何が自然体なものか。

女も鈍感。男も鈍感。いや、本当は鋭い?

まさに駆け引きを知らぬ間に繰り広げている。

 

 私は決して恋愛ものすべてが苦手かもしれないが、馬鹿にしているわけではない。

何せ、少女漫画のりぼんのあの乙女おとめした頭の中お花畑かよ。とも思える設定にも耐性があるのだから。し、苦手だし、妄想パラダイスのような内容でも、少しは楽しめている内容のものもある。

 

ああ、話がそれてしまったかい?

そう、私はこの小説で思ったことは、

こんなわかりきった茶番を人は見ていて楽しいのか?

さて、皆様、

恋愛系になれない私に教えてくれませんかのう。

恋愛ものは、「女が男に甘え、男はそれをすがすがしく受け入れる」

構図が全てとは言わないけど、多いと感じるのですが、どうですか?

 

「りんごくん、君、恋愛もできない寂しいやつだな」だって・・・?

なんのその、恋愛にしがみついた男女よりは滑稽ではないと思いたいね。